狭小住宅の売却が難しい理由とは？失敗しないためのポイントを解説【沖縄県で不動産を売却検討している方は必見】

2025年7月15日

狭小地・狭小住宅とは

狭小住宅とは、狭い土地に建てられた住宅のことです。一般的に、土地の面積が30坪（約100平方メートル）未満のものを狭小地と呼び、この土地に建てられた住宅が狭小住宅になります。

都市部では、土地が限られているため、狭小地を活用して住宅を建てることが増えています。今後は沖縄県でも土地の金額が上昇していることから、那覇市内などは狭小住宅が増えると予想されてます。

その一方で、狭小住宅を売却しようとすると、いくつかの問題が出てきます。本コラムでは、狭小住宅を売るときに気をつける点や売却するためのポイントなどを解説していきます。

沖縄県で不動産売却をする際に狭小住宅の売却が難しい理由

狭小住宅を売るのが難しいのは、いくつかの理由があります。一般的な住宅よりも売るのが難しくなるポイントを見ていきましょう。

庭や駐車場がない

狭小地は、面積が小さいため、庭や駐車場を作るのが難しいことが多いです。特に沖縄県は車社会です。駐車場がないことや庭がないことは大きなデメリットになります。これが原因で、買い手が見つかりにくいことがあります。

住宅ローンが通りづらい

狭小住宅は、一般的な住宅に比べて市場での需要が少ないため、銀行やローン会社が融資をしづらいケースがあります。特に、狭小住宅が古くて状態が悪い場合、または間取りが特殊すぎる場合、金融機関がリスクを避けるためにローンを貸さないこともあります。ローンが組めないと、買い手が限定されるので気をつけましょう。

特別な間取りや仕様に不安がある

狭小住宅は限られたスペースに建てられるため、間取りが他の住宅とは違っていることがよくあります。例えば、部屋が小さすぎたり、階段が急すぎたりして、住みにくいと感じる人もいます。住み心地が気になる点で購入をためらう人が多いため、売却が難しくなる原因の一つです。

変形地が多い

狭小地に建てられた住宅は、土地の形が特殊なケースが多いです。変形地、例えば三角形やL字型の土地では、建物の設計に制限がかかり、土地を購入しても使い方が難しいと感じる人もいます。土地の形状は資産価値に大きく影響するので、売りづらくなる要因の1つです。

狭小住宅を売却するためのポイント

狭小住宅を売るのは確かに難しい部分もありますが、工夫をすることで売却をスムーズに進めることができます。ここでは、狭小住宅の売却を成功させるための方法をいくつかご紹介します。

隣の土地を買い取って一緒に売る

もし隣の土地が売りに出ているなら、その土地を購入して一緒に売る方法があります。隣地を買うことで土地が広がり、建物を新たに建てることができるため、買い手にとって魅力的な提案になります。自ら隣の人に打診することも1つの手です。

更地にして売る

もし住宅が古くて売りにくい場合、更地にして売る方法もあります。更地にすることで、買い手は自分の好みの家を建てることができるため、狭小住宅よりも需要が広がる可能性があります。ただし、更地にするには解体費用がかかるので、更地を検討する場合は解体費用がどのくらいかかるかを何社かの解体業者に相談しましょう。